ブログで上手くいくためには、マーケティングの知識と技術が必要になります。
マーケティングはかつて、企業が力を入れている分野でしたが、しかし今では、個人での力としても注目を集めるようになりました。
マーケティングて何だか難しそう・・
有料セミナーを受講した経験から、
わかりやすく参考文章を添えてまとめるね!
・マーケティングの基礎がわかる
・差別化の軸を理解できる
・自分の強みを見つけられる
・学んだことをブログでどう生かせばいいのかわかる
ブログを運営されている人でマーケティングの技術を使っている人は非常に少ないです。
逆に言うとブログを運営している人がマーケティングの技術を学べば、確実に周りと差が生まれますので、是非参考にしてください。
ブログでも超重要な差別化の基礎知識
ちょっと復習です。
第1回ではベネフィットを学び、第2回ではセグメンテーションとターゲットを学びました。
つまり、自分が狙っているお客さん(読者)の求めるベネフィットを提供するという下地が整いました。
この下地(視点)を持っているかどうかでも、かなりの差が開いていることは事実です。
しかしながら、これだけでは商品を売ることができません。
ブログの場合、お客さん(読者)に読まれるブログにはなりません。
理由は簡単で、そう考えている人は自分だけではなく、他にもたくさんの人(企業)が同じように考えています。
地域で絞れない母数の多いインターネット上では、範囲が広いので被らないということは、ほぼ不可能に等しいです。
そこで差別化を理解して生かすことで、自分のポジションを確保することが可能ということです。
差別化の本質とは?
「差別化」と聞くと、どのようなイメージを浮かべますか。
違うことをする!
たしかに日本語的には間違いないのですが、マーケティングの目線ではそれだけではありません。
違うことをして自分が競合に勝っていないと意味がありません。
つまり差別化の本質とは?
競合より高い価値を提供すること
『提供する価値の競合との差』を差別化と言います。
マーケティングにおける一般的な3つの軸の差別化を紹介します。
・手軽軸 手軽に済ませたい人を狙う
・商品軸 良いものが欲しい人を狙う
・密着軸 自分を知ってくれている喜びを狙う
M・トレーシー氏、F・ウィアセーマ氏が提唱した
企業がお客さんに提供する価値をアレンジしたもの
少しイメージが沸かないので、身近なもので例えてみます。
手軽軸→安くて早くて便利なファーストフード店
商品軸→サービスがしっかりしていて雰囲気が良い高級レストラン
密着軸→自分の好みとかを知ってくれている個人経営の居酒屋
差別化軸は1つに絞ることが大切です。
というのも、全てをモーラすることは基本的に不可能なのです。
例えば、「安くて早くて便利なのにサービスがしっかりしていて雰囲気もよく顧客のことを覚えてくれている」そんなお店があったら最高ですよね。
しかし実際には、経営が困難になりお店は潰れてしまいます。
なので新しく商品を作ったりサービスを作るときは、3つの軸の中からどれか1つ「ライバルの競合に勝てる!」という状況を狙うことが基本です。
全部中途半端は絶対に勝てないよ!
どれかの軸に特化しても、他の軸でも平均以上の価値は提供しなければならないこと。
ラーメン屋を例に考えてみます。
A店:どんなに安くて早く提供されても・・(手軽軸)
→ラーメンがめちゃくちゃ不味かったら意味がない(商品軸)
B店:めちゃくちゃ美味しいラーメンだとしても・・(商品軸)
→店員の態度が悪かったら意味がない(密着軸)
イメージするとわかりやすいですよね。
このように3つの軸から1つに絞っても、他の軸も平均以上の価値を提供しなければなりません。
差別化は、前回の記事のターゲットとリンクしています。
どれか1つを学んでも生かしきれないんだよね・・
差別化軸を1つに絞ると、必然的にターゲットも絞ることができます。
例えば手軽軸を選んだ場合、「忙しいサラリーマンかな〜」とある程度絞ることができます。
- ベネフィットを知る
- ベネフィットを求めているターゲットを探す
- ターゲットが求めている軸を探す
これらが、マーケティングにおける『差別化の本質』になります。
ここまでは、マーケティングの本にだいたい書かれていることですが・・
【差別化】ブログで使えるマーケティング戦略!
実はブログの場合、以上の3つの差別化軸はあまり関係がありません。
えええええええ!
知ってて損はないし、基盤を整えることで
ブログで生かすという応用ができるんだよ!
というのもほとんどのブログ運営者(ブロガー)の場合、選択肢が限られているものです。
差別化とは?
「違うことをする」ことではなく「競合よりも高い価値を提供する」こと
そもそもブログを書くときに「誰にも勝っていないこと」や「全然知らないこと」を発信しても絶対に勝てません。
ブログの場合の差別化とは、自分の強みを考えることから始まります。
考えるべきは、「誰にどんな価値を提供できるのか?」という部分に着目して考えます。
- 良い記事が書きやすい (信頼と権威性を得られる)
- 早く記事が書ける (リサーチ不要)
- SNS運営もしやすい (最新の情報を探すから知識が増える)
自分の強みを生かすことは、読者にとっても価値のある記事と自分にとっても作りやすい記事ということで良いことづくしなのです。
なので自分の強みを見つけて生かすことが最大の強みとなります。
でもさ、強みて言われても難しいよね・・
- 人生の経験で人よりも少し優れていること
- 未経験の人に教えられること
- 好きなこと
ブログで差別化するための大切な4つの順番
「強みと言われても・・」、「得意なことと言われても・・」、「好きなことと言われても・・」中々イメージが湧きにくいと思うので、もう少し噛み砕いて説明します。
- めちゃくちゃ凄いことである必要はない
- 1番である必要はない
- 「◯◯と言えば、自分」を目指す
- 「過程」を発信すること
めちゃくちゃ凄いことである必要はない
誰かが「凄い!」と感じることで良いので、まずは誰かが「凄い!」と言う強みを見つけましょう。
- 1年間で100万円貯金した
- 独立して◯◯で食べている
- ◯◯歴10年以上
例えば、「1年間に100万円貯金した!」これ。
人によっては、「もっと貯金できる!」と感じる人もいれば「100万円貯金できるなんて凄い!」と感じる人もいると思います。
例えば、「独立してイラストレーターで月に15万しか稼げなくてカツカツだけど何とか頑張っている・・」これ。
例えば、「10年間アルバイトを続けた!」、「趣味の◯◯に10年以上費やしている!」これ。
そう、この程度で問題ないのです。
強みを生かしつつ、【第1回】、【第2回】で学んだことも付け加えていくと、独自の強みが完成します。
難しく考えなくても「誰かが凄い!」と感じることを強みとして発信しましょう。
1番である必要はない
例えば、「楽器が好きで10年以上触れている!」だから「楽器のサイト運営したら?」と言うと、「自分よりも凄い人はたくさんいるよ・・」と言われることがあります。
これは完全に不要な心配です。
『対象者』に『価値を提供』することができれば良いわけなので、1番である必要はないのです。
「◯◯と言えば、自分」を目指す
その分野のプロを目指すようにブログを進めていきましょう。
プロと言っても楽器のプロではなく、「初心者を1曲引けるようにするプロ」、「40歳から楽器を始める人に教えるプロ」、これでOKです。
まずは狭い分野で自分のポジションを確立してから、徐々に広げていくことが理想像です。
ちなみに、勉強が苦にならないくらい好きな分野を選ぶべきです。
今ある知識だけでプロになる必要はないからです。
勉強が苦にならないくらい好きな分野なら必然的に知識が増えるしブログでアウトプットすることで知識が定着することもできます。
記事のネタになるのも良さそうだね!
「過程」を発信すること
過程を発信するということは、ブログとSNSにおいて「何者でもない」今だからこそできるコンテンツなので絶対に発信していきましょう。
何者かになるまでは効果が薄いですが何者かになったときに最大限に効果を発揮します
何者かになるため、差別化するために過程を発信してきたことが、後々大きなポイントになります。
全体のまとめ
ブログでマーケティング技術を生かすとかなり強い。
ブログでは特に差別化をしないと厳しい環境ではある。
競合よりも高い価値を提供することが重要なので、自分の強みを発揮することが必要。
自分の強みとは、「人よりも少し得意なこと」や「人に教えられること」でOK。
「◯◯と言えば、自分」を目指してブログを書き続けましょう。