nofollow設定は特定のリンク先にクロールしないように呼びかけるプログラムです。
一般的にはSEOの効果を下げないために行いますが、間違った認識をしているとSEOの効果を下げてしまう可能性もあります。
そこで記事を読み理解すればnofollowの基礎知識とnoindexとの関係性までわかるのでSEO対策になります。
プログラミング的思考もわかりやすく解説していますので、ご自身のサイトでも役立ててください。
Webサイトの制作もしたことがある僕が解説するよ!
- nofollowの基礎知識
- nofollowの使い方
- nofollowリンクと通常リンクの違い
- nofollowとnoindexの関係性
nofollowとは?
nofollow(ノーフォロー)とは、特定のリンク先に画面遷移(クロール)しないように検索エンジンに呼びかける役割があります。
Googleのロボット(クローラー)にヒントという形で提示してGoogleのロボットは参考にSEOの評価をします。
Googleのロボットとは、クローラーのことを指しています。
クローラーはサイトに訪れてプログラミング的評価を200以上の検査項目からサイトの評価を点数付けします。
従来までは、Googleのロボットに指示として提示していましたが現在では、ヒントとして提示しています。
(2019年9月以降)
なので強制といった強い意味合いではなく、あくまで参考程度に受け渡します。
【例題】nofollowの役割
nofollowはスパム対策や読者に移動してほしくないリンクに付け加えるものです。
例えば、口コミやコメントをAさんが当サイトにしてきた場合、BさんやCさんはAさんのコメントを見ることができます。
Aさんのコメントに怪しいサイトのURLやウィルス性の高いサイトのURLがコメントとして記載されていたら、読者がクリックしてしまう可能性もあります。
さらにGoogleのロボットも当サイトの評価をするために、当サイト訪れたときに怪しいURLも込みで評価をします。
すると必然的に読者の離脱率が高くなり、Googleのロボットとしても当サイトに高評価を与えることはできません。
そういった第三者からの攻撃からサイトを守るために、nofollowは存在します。
YouTubeにも再生数が高い動画のコメントで、URLが記載されているときがあるよね!
コメントのリンクに他のユーザーが移動してほしくないときにnofollow設定をするイメージだよ!
nofollowリンクと通常リンクの違い
nofollowリンクと通常リンクの違いは、主にSEO対策として違いがあります。
なので視覚的な違いは存在せず、どちらも一般的なリンクとして見ることが可能です。
通常リンクの場合、関連性や信頼性が高い記事のリンクを付けるとSEO的にも高評価を得られます。
逆も然りで悪性の高い記事の場合SEO的にも低評価を受けます。
しかしnofollowリンクの場合、恩恵も影響も受けることはありません。
- AサイトからBサイトをnofollowリンクで結ぶ
- BサイトからCサイトを通常リンクで結ぶ
この場合AサイトからCサイトにクロールすることはできません
nofollowリンクの設定方法
nofollowリンクの設定方法は、2種類存在します。
nofollowリンクを「どのように使いたいか?」と考えるとイメージしやすいです。
特定のリンクに設定するやり方
HTML内にある設定したい特定のリンクを探します。
特定のリンクのaタグ内に『rel=”nofollow”』を追記します。
<a href=”http://◯◯.com” rel=”nofollow”>アンカーテキスト名</a>
サイト全体に設定するやり方
HTML内にあるheadタグ内にmetaタグを記述します。
<meta name=”robots” content=”nofollow”>
WordPressでnofollowリンクの設定
クラッシックエディターの場合、通常のハイパーリンクビジュアルタブから作成します。
その後テキストタブに上記のソースコードを記述することで設定することができます。
しかしクラッシックエディターよりも、最近ではブロックエディターが主流になってきているのでブロックエディターの場合を詳しく解説します。。
【手順書】
アンカーテキストを選択してハイパーリンクを選択します。

URLを入力したら『Add “nofollow” to link』にチェックを入れます。

たったこれだけ?
WordPressのバージョンやWordPressテーマによっても異なるかもしれませんが、いずれにせよWordPressの設定はとても簡単です。
nofollowとnoindexの違い
nofollowとは、特定のリンク先に画面遷移(クロール)しないように検索エンジンに呼びかけるための、HTMLコードに記述するmetaタグ(meta要素)の値になります。
noindexとは、Googleの検索エンジンにインデックスされないようにするために、HTMLコードに記述するmetaタグ(meta要素)の値になります。
いずれもSEO効果を下げないための仕組みです。
noindex設定をしている記事でも、検索エンジンのクローラーはページ内のリンクをクロールするため、nofollow設定も行うことで完全にロックをかけることができます。

まとめ
従来の考えではnofollow設定をすることでクローラーに対して命令をする形でしたが、現在ではヒントという形で提示する。
nofollowと通常リンクは視覚的には変化がなく、背景のプログラムに違いがある。
nofollowリンク設定はリンクごとに設定することもサイト全体に適用することもできる。
WordPressにてnofollowリンクの設定をする場合とても簡単。
一般的にnofollow設定はnoindex設定と合わせて使用することが多い。
コンテンツとしてはお問い合わせフォームやプライバシーポリシーに使用する。